11月20日 人権ふれあいコンサート「かしわもちかずと弾きがたりライブ!」を開催しました!
11月20日 人権ふれあいコンサートを開催しました!
かしわもちかずとさん プロフィール
視覚特別支援学校に通う中学3年生のミュージシャン。網膜の病気によって、彼は生まれつき目が見えません。小学生の時、おばあちゃんがアコースティックギターをプレゼントしてくれて、独学でギターを始められました。その頃、何気なく耳に入った嘉門達夫さんの「チャラリ~鼻から牛乳~♪」をギターで真似をするようになったのが音楽活動のきっかけだそうです。現在は関西を中心に、ライブやコンサートを積極的に行って活躍されています。
コンサートの様子
当日は町外からも観客が訪れ、地域の方と一緒にかしわもちかずとさんの歌を聴きました。
「流行りのPOPSを歌うのかな?」と観客の方々は思っていたようですが、歌われた曲は泉谷しげるさんの「春夏秋冬」や、デュークエイセスの「にほんのうたシリーズ」など昭和の名曲ばかりで、年配の方も驚くとともに、楽しんで聴いておられました。ギターを膝の上にのせて琴のように弾く独特のスタイルと、のびのびとした歌声でたくさんの曲を披露されました。
曲の合間に、かずとさんが使っている腕時計についての話がありました。かずとさんは触って時間を確認できる腕時計を使っておられ、他にも視覚障がいのある方が使える時計についていくつか紹介してくださいました。社会生活を送るうえで、時間の確認はとても重要です。誰もが時間を共有するということについて、とても考えさせられる話でした。
コンサートを聴き終わったあと、近くに座った人と感想や気になったことなどを話し合いました。かずとさんにも1つのグループに入ってもらい、感想を聴いたり質問に答えたりしていただきました。かずとさんは、どんな質問にもハキハキと答えられ、観客の方から「15歳とは思えない、とても爽やかな青年だと感じました」と称賛されていました。
来場者からの声
来場者アンケートより
・笑顔で楽しそうに歌っている姿がよかった。聴いている私たちも元気になった。
・腕時計の話を聞いて、普段意識しないけど、時間は色々な知り方があるんだと思った。
・ぜんぶがよかった!!! ・ギターの技がすごい!
・選曲、歌詞(特にオリジナルの曲)が良かった。トークも楽しかった。
・子どもや孫にも聞かせてやりたい
・ライブの後、みんなで話ができたのがよかった 等々
このほかにもたくさんの感想が書かれていましたが、皆さん揃って「よかった」と書いておられました。
このコンサートを通じて、公民館が誰もが使いやすい・わかりやすい場所になるよう努力していきたいと、改めて思いました。