美郷町では、インフルエンザのまん延及び重症化を防ぐため、高校3年生に相当する年齢以下の子どもと妊婦を対象に任意接種となるインフルエンザ予防接種費用を助成します。該当する方で接種を希望される方は、事前にかかりつけ医にご相談ください。
※任意接種とは、予防接種法に基づかない予防接種であり、保護者または本人の希望により実施されるものです。また、定期接種として実施しているワクチンであっても、法律で定められている対象者や実施期間以外で接種する場合は任意接種とみなされます。

<対象者>

接種日の時点で美郷町に住民登録があり、以下の(1)または(2)に該当する方
(1)妊婦の方
(2)生後6か月以上高校3年生に相当する年齢以下の方

<接種期間及び接種回数>

・接種期間:令和7年10月1日~令和8年3月31日
・接種回数
●インフルエンザHAワクチン(皮下注射)の場合
1回目の接種日時点において、6か月以上13歳未満の方:2回  
1回目の接種日時点において、13歳以上高校3年生に相当する年齢の方、妊婦の方:1回

●経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(点鼻)の場合
接種日時点において、2歳以上19歳未満の方:1回

※経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)について
・令和5年3月に薬事承認されたワクチン。
・町のインフルエンザ助成対象ワクチンに含まれます。
・医療機関により取り扱いがない場合があります。接種予約等の際にご確認ください。
・接種可能年齢は2歳から19歳未満。2歳未満のお子さんは接種を受けることができません。
・鼻腔内に噴霧(スプレー)するタイプ。
・妊娠していることが明らかな方、明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている方等は接種を受けることができません。
・フルミスト接種後1~2週間は、重度の免疫不全者との密接な接触は避けてください。

<助成額>

全額助成

<委託医療機関> 

波多野診療所

大和診療所 君谷診療所

加藤病院

公立邑智病院 河野医院

三上医院

星ヶ丘クリニック 三笠記念クリニック

大田市立病院

うめがえ内科クリニック 飯南町立飯南病院

作木診療所(三次市)

みよしこども診療所(三次市) 市立三次中央病院(三次市)

※委託医療機関以外で接種される場合は、医療機関の窓口で一旦全額をお支払いいただき、後日償還払いの手続きが必要となります。

<確認事項>

・健康保険証、母子健康手帳(18歳以下の方)をご持参ください。
・予診票の送付はありません。各医療機関が用意される予診票を使用してください。(予診票の裏の説明文を必ずご確認ください。)
・その他、詳細については直接、医療機関にお問い合わせください。

<予防接種費の償還払いについて>

委託医療機関以外で接種し、一旦窓口で接種費用を全額支払った場合、申請書を提出していただくことで費用助成を行うことができます。
<予防接種費用助成申請書の提出に必要なもの>
・予防接種費用の分かる領収証
・予診票(コピー可)や接種済証明書、母子健康手帳の写し
・印鑑
・振り込みを希望される口座情報のわかるもの
<提出先>
美郷町役場 健康福祉課(郵送可能)、大和事務所

pdfファイル「【任意接種】妊婦・子どもインフルエンザ償還払申請書」をダウンロードする(PDF:106kB)

<予防接種の効果>

インフルエンザワクチンは、感染後に発病する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効とされています。

<接種による副反応>

インフルエンザHAワクチン(皮下注射)

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(点鼻)

・接種直後から数日中に、発疹、じんましん、紅斑、掻痒等があらわれることがあります。

・発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、発赤、腫脹、疼痛等を認めることがありますが、通常、2~3日中に消失します。

・重大な副反応として、まれにショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあり、そのほとんどは接種後30分以内に生じますが、まれに接種後4時間以内(アナフィラキシーの副反応報告基準)に起こることもあります。

・ギラン・バレー症候群、けいれん、急性散在性脳脊髄炎(ADEМ)、脳症、脊髄炎、視神経炎、肝機能障害、黄疸、喘息発作、急性汎発性発疹性膿疱症等があらわれたとの報告があります。

・接種後に鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛み、頭痛などがあらわれることがあります。

・全身性の反応としては 発熱・下痢・腹痛・疲労などがみられることがあります。いずれも、通常 1 週間程度で軽快します。

・まれですが重い副反応として、アナフィラキシー、呼吸困難、蕁麻疹がみられることもあります。


<予防接種を受けるときの注意>

予防接種の効果や副反応の可能性等について理解した上で接種を受けてしてください。また、疑問点等があれば、接種前に担当医師の説明を聞いて、納得した上で接種を受けてください。
また、他の予防接種との同時接種や接種間隔については、医師に相談してください。

<予防接種を受けることができない方>

インフルエンザHAワクチン(皮下注射)

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(点鼻)

・明らかに発熱のある方

・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方

・予防接種やそれに含まれる成分によりアナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方
(アナフィラキシー:接種後、比較的すぐに起こる激しいアレルギー反応のこと)

・その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方

・明らかに発熱のある方

・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方

・予防接種やそれに含まれる成分によりアナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方
(アナフィラキシー:接種後、比較的すぐに起こる激しいアレルギー反応のこと)

・明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方

・妊娠していることが明らかな方

・その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方


<予防接種を受ける際に、担当医師とよく相談しなくてはならない方>

インフルエンザHAワクチン(皮下注射)

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(点鼻)

1.心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある方

2.予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方

3.今までにけいれんを起こしたことがある方

4.今までに免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方

5.間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患がある方

6.予防接種の接種液の成分または鶏卵、鶏肉、その他の鶏由来のものに対して、アレルギーがあるといわれたことがある方

7.腎機能障害を有する方

8.肝機能障害を有する方

9.妊婦

1.心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある方

2.予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方

3.今までにけいれんを起こしたことがある方

4.今までに免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方

5.重度の喘息がある方、喘鳴の症状がある方

6.予防接種の接種液の成分または鶏卵、鶏肉、その他の鶏由来のものに対して、アレルギーがあるといわれたことがある方

7.ゼラチン含有製剤又はゼラチン含有の食品に対して、ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管性浮腫等)等の過敏症の既往のある方

8.腎機能障害を有する方

9.肝機能障害を有する方


<予防接種を受けた後の一般的注意事項>

・予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
・インフルエンザの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意しましょう。予防接種を受けた後、接種した部位が痛みや熱をもってひどくはれたり、全身のじんましん、繰り返す嘔吐、顔色の悪さ、低血圧、高熱などが現れたら、医師(医療機関)の診療を受けてください。
・接種当日はいつもどおりの生活をしてもかまいませんが、激しい運動は避けましょう。また、接種当日の入浴は差支えありませんが、注射部位を強くこすらないようにしましょう。

<予防接種による健康被害救済制度>

予防接種を受けたあと、極めてまれに脳炎や神経障害など重大な副反応が起こることがあります。
「健康被害救済制度」は、健康被害が生じた場合にその健康被害が予防接種を受けたことによるものかどうかを審査し、予防接種による健康被害であると認められた方に対して給付を行う制度です。

※任意予防接種による健康被害救済制度について
予防接種法に基づかない予防接種(任意の予防接種や、定期予防接種の対象期間を外れての予防接種)によって健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることができます。
 
【相談・申請窓口】
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)
フリーダイヤル:0120-149-931
 
任意予防接種の健康被害救済制度について詳しくは PMDAホームページ(外部サイト)