6月18日、町内粕渕 麻布大学フィールドワークセンターを会場に金子恭之総務大臣が同大学フィールドワークセンターとおおち山くじらの取り組みなどを視察されました。山くじら・美郷バレー関連の大臣視察は令和2年8月の地方創生担当大臣に続き、二人目になります。
当日は総務大臣のほか三浦靖政務官、丸山達也島根県知事が視察されました。視察では嘉戸隆町長、麻布大学 小倉弘明理事長、江口祐輔教授、(株)おおち山くじら 森田朱音社長ら4名が説明を行いました。説明者の麻布大学の小倉理事長は昨年9月理事長就任後、初めて同大学フィールドワークセンターを訪問され、美郷町をフィールドとした教育研究拠点の開設に対して大変期待されています。

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金子総務大臣一行(三浦政務官、丸山島根県知事、福井島根県議会議員、総務省、島根県庁)はフィールドワークセンターに入り、フィールドワークセンター長 江口教授からセンターの概要の説明やホール内のイノシシコレクションや美郷バレーに参画している企業展示の説明を受けながら、センター会議室に視察の場を移動されました。
視察では、麻布大学と美郷町に関しては、小倉理事長とセンター長 江口祐輔教授が麻布大学と美郷町の長年の連携、麻布大学及びフィールドセンターの概要、センター開設などを説明しました。山くじらに関しては、(株)おおち山くじら 森田社長が地域おこし協力隊としての美郷町に移住しイノシシ食肉・缶詰製造事業を営んでいることなどを説明し、会場にイノシシ缶詰を持参して具体的に製造工程も説明しました。金子総務大臣から会社の雇用形態やクラフト製品などに興味深く質問されました。嘉戸町長が美郷町の概要や美郷バレーの取り組み、長年の麻布大学との連携について補足し、丸山知事をはじめ島根県庁にご支援いただいていることを説明し、麻布大学同センターの開設後の運営にあたっても各方面からの連携に金子総務大臣には美郷町の取り組み交換をもっていただきました。大臣からは美郷バレーの関係団体が非常に連携の取れていることへの評価と、麻布大学について更なる地域との連携の発展と、より親密な関係への期待を口にされました。
視察は予定視察時間をオーバーするほど終始和気あいあいとした雰囲気で行われ、美郷町の地域活性化の生き残りをかけた重要戦略美郷バレーの取り組みを国や島根県に対して大きなアピールになった1日になりました。
長年の住民主体の“身の丈”の取り組みが、20年過ぎた今、時代の大きな変化の流れの中で注目されています。

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△フィールドワークセンター内、視察の様子
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△ヒアリングの様子