2月3日(水)午前10時00分から美郷町粕渕の今年4月開設されます麻布大学フィールドワークセンターの施設内の一室に「おおち山くじら研究所」が併設されました。

開所式の前に、美郷町役場町長室において嘉戸町長から麻布大学客員教授・江口祐輔先生の所長の委嘱状が手渡されました。顧問には麻布大学名誉教授・田中智夫先生が就任されましたが、緊急事態宣言のため、出席を見合わされました。

 

小雪が舞い、時折、薄日が差す天候の中、開所式が挙行されまました。

嘉戸町長から、「研究所の設置は美郷バレーの取り組みへの関心を高め、町外企業等との関係人口の拡大につながり、町民や町と関わる人の美郷町に対する誇り、愛着が高まっていくことを期待している」と研究所の設置目的や期待を述べられました。

続いて、江口所長から就任の挨拶も含めて「20年以上美郷町の皆様に受け入れられ、研究や交流を行ってきた美郷町で地域に密着した研究所の所長に就任したことは夢のようだ。研究所は美郷バレー構想の中で中心的な役割を果たしながら、産官学民の結ばれている様々な分野の組織と連携していくための橋渡しをしていきたい」と抱負を話されました。

 

その後、 縦150cm×横35cm×厚さ2.5cmの島根県産材ヒノキ板に、橘流寄席文字で「おおち山くじら研究所」と書かれた看板を嘉戸町長と江口所長が掲揚しました。

この看板文字は、家元から許可をいただく腕前の田中顧問が、橘流寄席文字の特徴、寄席の客が隙間なく入って、右肩上がりになるようにという縁起文字で書かれ、会場の関心を集めていました。

 

今後、研究所は、美郷バレーの参画メンバーの連携強化の拠点として、専門的な指導や提言などにより、力強く取り組みが推進されることが期待できます。

所長委嘱

所長委嘱後、嘉戸町長と江口所長(美郷町役場町長室)

看板掲揚

開所式の看板掲揚の様子(麻布大学フィールドワークセンター併設おおち山くじら研究所玄関前)