美郷町は美郷バレー協定企業・(株)テザック(本社・大阪市内)と獣害対策において、ワイヤメッシュと電気柵を組み合わせた複合柵の接続部材を開発いたしました。

同社は産業資材メーカーとして令和元年2月に美郷町と協定を締結し、美郷町おおち山くじら研究所と5年かけて開発した接続部材はワイヤメッシュ柵に直接柵線を張ることでシカやサル、イノシシ、アライグマなどの幅広い野生動物を対象とした複合対策の効果を更に強化するものです。
また、すでに令和元年度に開発しています電柵支柱「テザックポール」をワイヤメッシュ柵に接続する部材もこのたび開発しました。
両製品とも、開発の着眼点である「楽ちん」「設置・管理労力の省力化」に力点を置いたその発想は、美郷町生まれ、美郷バレーならではの農村社会の高齢者や女性の方の農作業・獣害対策に配慮したものです。

(注)但し、どの獣害対策製品も正しく設置して適切に維持管理しなければ効果はありません。

この製品を今後、美郷バレーメンバーが地域に出向いての獣害対策や麻布大学フィールドワークセンターでの生涯学習を行っています「美郷バレー・きゃらバン」や今年10月開催予定の「美郷バレー・山くじらフォーラム」で美郷町内への紹介や普及を図ってまいります。

産官学民の力を合わせて新たな町の魅力づくりにつなげていくための環境づくり美郷バレー構想を通じて“知による人の誘致”により、引き続き活動人口・滞在人口の拡大につとめてまいります。

テザックポール・Pコネクター

テザックコード・Cコネクター