協定調印

▲協定書に調印を行う嘉戸町長(左)と(株)BO-GA代表取締役 関岡社長

 

島根県美郷町と株式会社BO-GA(ボーガ)との山くじらブランド包括的連携に関する協定書の調印締結について報告

このたびの新型コロナウイルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられておられます町民の皆様、そして全国の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
  
本日、4月28日(火)付けで、当町と福井県敦賀市に本社のある株式会社BO-GA(ボーガ)(代表取締役 関岡裕明)様と「山くじら包括的連携に関する協定」を締結しましたことを当町ホームページを通じてご報告いたします。本来ですと、同日、美郷町役場庁舎隣のみさと館を会場として調印式を挙行する予定でございましたが、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けまして、2者の合意の下、感染拡大を防止する観点から、当該協定書の持ち回り調印により、協定締結を行いました。

無事、調印できましたことは、株式会社BO-GA 代表取締役 関岡裕明様、長野県松本市あづみの事務所に駐在の専務取締役 市川哲生様はじめ、会社関係者の皆様と、美郷バレー関係者の皆様の当町の山くじらブランドの取組をはじめとした美郷バレーへの並々ならぬご理解とご協力のおかげであると感謝しております。
また、4月16日、全国に拡大された感染症緊急事態宣言によって、訪問と来訪の自粛要請の措置から、現在、町全体を実証研究や教育、人材育成、商品開発のフィールドとした美郷バレーに集うことができない状況にある中で、明るい話題を提供できますことを大変嬉しく思っております。

協定相手の株式会社BO-GA様のこれまでの功績は、地域に根差した人と自然のつながりの再生を企業理念の下、環境省「狩猟まるわかりフォーラム」運営事務局やコーディネーター、中国山地ニホンジカ対策検討会コーディネーターなどの鳥獣被害対策の人材育成や計画策定をはじめ、人と自然をつなぐコーディネーターとして地域振興の分野でも数々の実績を残されています。何よりも、当町と美郷バレーで締結した大学や研究機関、NPO法人を講師として招聘され、鳥獣対策や人材育成の研修を開催されています。また、美郷町の取組をご理解いただいた上で、研修会などを通じて広くPRしていただいています。

本日をもって、美郷バレーの仲間に加わっていただき、キャッチフレーズ「よくある田舎の、どこにもない物語」の当町の情報発信と美郷バレーの拠点が福井県や長野県の新たな地域にできたことは大きな財産を得たと喜んでおります。

新型コロナウイルスとの闘いは、現在全く終息の兆しが見通せませんが、いつか必ず、緊急事態宣言が解除され、終息した後、これまでの世の中の価値観がガラッと変わるものと考えております。これまでの常識が常識として通じない、新たな発想と地方回帰などの価値観が求められる時代がはじまることを私たちは今から強く意識していく必要があります。このことは、都市にはない、地方の価値を明確に打ち出すことを、現在厳しい条件下ではありますが、今からしっかり準備していかなければなりません。そのためには、地方と都市が一体となった取組みが必要不可欠になります(さらなる関係人口の拡大)。
そういう意味からも、これまでの美郷バレーの数々の協定はじめ、本協定でも「農村社会及び都市の地域課題の解決に向けて話し合い・・・多様な自然と持続的に共生できる地域社会の創生・・・」を目的に、多様な人材参画によるネットワーク化と新しい価値の共創を唄っております。現在、緊急事態の状況に直面して、あらためて美郷バレーの輪を広げていくことの必要性を再認識しているところです。

最後に、協定先の株式会社BO-GA様の社名の由来は、林業分野でよく使われる用語、“萌芽(ほうが)”から名づけられたそうです。萌芽の意味は、草木が芽を出すことや芽生えのことで、転じて、物事がはじまること、“きざす”ことをいいます。萌芽の意味にあやかって、新型コロナウイルスが一日も早く終息して、再び、全国の皆様に安らかな暮らしが戻りますことを切に願いますとともに、本協定の内容を美郷バレーの仲間としっかりと育んで、終息後には、地方と都市の連帯による関係人口の新しい価値観の“萌芽”を実現できることを決意いたしまして、このたびの当町と株式会社BO-GAとの協定のご報告とさせていただきます。

                       令和2年4月28日
                     美郷町長  嘉戸 隆

 

調印後

協定までの経緯

H27年12月     美郷町の取組を長年支援いただいている岐阜大学教授 鈴木正嗣先生(同大学野生動物

           管理学研究センター長)から(株)BO-GA 市川専務に美郷町を紹介。同月美郷

                            町視察。
H28年~現在まで   美郷町と(株)BO-GAで研修会や情報交換で交流
H28年~R  1年    中国山地ニホンジカ対策検討会(島根県及び市町村、広島県参加)アドバイザー  

                            ※美郷町がアドバイザー招聘を提案
R  1年               美郷町「山くじらフォーラム」に(株)BO-GA 関岡社長、市川専務の参加
R  1年~R  2年    福井県主催「鳥獣対策・人材育成研修会」(株)BO-GA事務局運営
           美郷バレーの締結機関を講師として招聘
R  2年2月       協定へ向けて協議

(株)BO-GA 会社概要

BOGA 

▲福井県敦賀市 本社(オフィス内は福井県産のスギ材や、長野県産カラマツを使用)

あづみの

▲長野県松本市 あづみのオフィス

会社名:株式会社BO-GA

代表者:代表取締役 関岡 裕明 ※なんと美郷町の県境を跨いだ隣市広島県三次市出身

設立:平成26年8月18日

所在地:本      社   福井県敦賀市坂下30号11番10

    あづみのオフィス   長野県松本市両島9番15号

企業理念:地域に根差した人と自然のつながりの再生をお手伝いします。

社名由来:“BO-GA”(ボーガ)は萌芽(ほうが)から由来。

     萌芽とは、草木が芽を出すことや芽生えのことで、転じて、物事が始まることや、きざすことを指します。

企業実績:・中国山地ニホンジカ対策検討会(島根県及び市町村)H29~H31
     ・中国山地被害対策方針策定支援業務H29
     ・環境省指定管理鳥獣捕獲等事業制度設計
     ・環境省「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」運営事務局コーディネーター
     ・環境省認定鳥獣捕獲等事業者講習会実施業務委託
     ・鳥獣被害対策活動支援専門人材育成研修業務委託
     ・ヤシャゲンゴロウ保護管理対策調査業務
     ・鳥獣保護管理の担い手確保促進及びジビエ利用の普及・啓発フォーラム開催業務
     ・中部山岳国立公園 野生鳥獣対策検討業務
     ・福井県サル群れ行動圏調査業務
     ・保護林モニタリング調査委託事業
     ・関西広域連合 鳥獣捕獲等試行的実施捕獲計画書策定

担い手人材研修会  

▲鳥獣対策担い手人材研修会(福井県内):美郷バレーのメンバーが続々講師として参加

シカ現地調査

▲シカ現地調査(長野県・中央アルプス) 

現地調査

▲現地動植物調査(長野県・上高地)