滞在人口・活動人口の拡大では、美郷町の強みを活かした取組みを進めていきます。

麻布大学フィールドワークセンターには、今後、麻布大学からの来町、滞在が大幅に増えてくる見込みです。町民の方向けの講座や小中学校での出前授業など地域との連携を図り、大学のある町としてのアドバンテージを活かし、活性化に結び付くよう取り組んでいきます。
美郷バレー参画企業とは、林業でのドローン活用や防災など課題解決に向け連携の幅を広げていきます。また、企業のノウハウを活かした研修会等を開催し、鳥獣害対策をはじめとした課題解決につなげていきたい、と思います。

「バリの町づくり」では、バリ島マス村と友好姉妹都市協定30周年を記念して、1年を通じて様々な取組みを実施していきます。町民の皆さんにも参加いただき、記念式典や神楽とガムランの共演、バリ文化体験やバリ島マス村への訪問団などを計画しています。また、地域の行事などでバリに関連したイベントを実施される場合に助成も行います。

「カヌーの町づくり」では、令和7年度の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、令和12年度の島根かみあり国民スポーツ大会の競技会場整備に本格着手し、令和6年夏の完成を目指して進めていきます。

また、新たな人の流れづくりのために、都市部・町外の方に美郷町で「お試し移住」をしてもらう、2つの移住体験事業を実施いたします。

3つ目は「町の活気づくり」です。

商工業の振興では、町の中心地の粕渕市街地の再開発を通じて町全体の商工業活性化・賑わい創出につなげるため、整備する施設の規模、配置等の計画を策定し、設計、用地確保等に着手します。
また、町の強みを活かしたテーマを設定した「みさとと。ビジネスプランコンテスト」や、起業や異分野進出などに挑戦する事業者を支援していきます。
農業の振興では、ファームサポート美郷の強化などの農地を守る取組みに加えて、農業の魅力化を図り、新規就農者を呼び込み仕組みづくりに取り組んでいきたい、と思います。

困難な状況にあっても、人口減少対策としてこれまで蒔いた種の芽が出始め、将来への明るい兆しが見え始めています。
町民の皆様と力をあわせて、「活気あふれる明るい町」「町外と活発な交流のある町」を目指し、全力で取り組んでいきたい、と思います。

施政方針や議会の模様は、美郷町ホームページでご覧いただけるほか、公民館等にも用意していますので、ぜひご覧いただきたい、と思います。

以上で、私からのお知らせを終わります。
今後も、町民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。