また、デジタル技術を活用したサービス向上や不便解消の取組みも積極的に進めていきます。
この度、美郷町は、デジタル庁の「デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプマイナンバーカード利用横展開事例創出型)」の事業採択を受けました。この採択を受けたのは県内で美郷町だけであり、補助率は100%という大変有利な交付金です。
この事業を活用し、マイナンバーカードと「みさとと。pay」カードを連携させ、この2枚のカードを持ち歩くことで、様々な便利なサービスを受けられる取組みを計画しています。
高齢者やデジタルに苦手意識を持たれる方もデジタルを意識することなく、町民誰もが利用できるサービス構築を進め、IP告知端末やスマホ勉強会など、デジタル格差を生まない取組みも強化していきます。
オンライン診療は、4医療機関で実施可能になり、町内では君谷診療所で実施されています。引き続き活用・普及に取り組んでいきます。
また、転入・転出に加え、子育て・介護関連や補助金等の手続もスマホ等でできるよう、行政手続の利便性の向上を図っていきます。
そして、美郷町の公式LINEは、お友だち登録者数が、町の人口(4,355人)超えを達成いたしました。登録者数が人口を超える自治体は全国で12自治体だけであり、引き続き、利用者ニーズに基づいて、サービスを充実させていきます。

2つ目は、「人口減少対策」です。
人口減少対策については、3月議会全員協議会で、私自身が説明した模様を、美郷町ホームページで公開していますので、ご覧いただきたい、と思います。

移住・定住人口拡大では、特に、美郷町ならではの「3つの重点移住・定住施策」を中心に、推進していきます。
1つ目は、「社会に出るまで続く手厚い『子育て支援』」です。
これまで実施してきた、保育料無料、中学生までの医療費無料など義務教育までの様々な支援に加えて、町内中学校を卒業し、大学等へ進学する子ども達を対象とした返還不要の「美郷町子ども未来応援金」を創設して、生まれてから社会に出るまでの子育てを手厚く支援いたします。

2つ目は、「様々なライフステージの節目で応援する『定住ポイント』」制度です。
転入、就職、結婚、出産などのライフステージの節目で、移住・定住者や町民の方にポイントを付与し、暮らしをきめ細やかに支援する美郷町独自の制度であり、PRを強化していきます。

3つ目が、ファミリー向け移住住宅「みさとと。サステナブルハウス 自然の恵みと暮らす家」です。
美郷町だからこそ可能な「サステナブルな“暮らし”が実現できる」制度と位置付け、太陽光パネル、電気自動車用電源、薪ストーブ設置可能な仕様の標準装備など、公営住宅としては例をみないこだわりの住宅です。
浜原地域に建設する住宅の第1次募集を4月から開始する予定です。今後、年間5~6棟ペースで建設を予定し、UIターン者の移住を推進していきます。