新年明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、町議会を代表いたしまして謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
初めに、町民の皆様には、日頃より町議会への深いご理解とご支援、ご協力をいただいておりますことに対し、厚く御礼申し上げます。

さて、新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生から3年、世界ではロシアによるウクライナ侵略という新たな脅威に直面しました。これは、コロナ禍において疲弊した日本経済へ大きな影響を与えることとなっています。

新型コロナウイルス感染症も第8波の襲来で、未だ終息が見えてきません。更に、ウクライナ情勢によるエネルギー資源の高騰、加えて、日米金利格差による急激な円安など様々な要因での物価高騰と、経済活動に及ぼす影響は甚大であります。
美郷町におきましても、これまで国県と連携し、或いは独自の支援策を展開されてきておられますが、未だ厳しい経済情勢の中、引き続いての支援が求められているところであります。

昨年11月には嘉戸町政2期目がスタートしました。
嘉戸町長は12月の定例議会の所信表明において、町長が1期目に掲げた2つのビジョン「活気あふれる明るい町」と「町外と活発な交流のある町」の実現に向け、引き続き精一杯努めていくと意欲を示されました。
議会といたしましても、執行部と知恵を出し合い、互恵の精神で、町の発展と住民福祉の向上を目指してまいります。

また、その一方で、町民の皆様の声を参考としながら、行政の意思決定と監視機関としての使命を自覚し、行政の執行に対し議論を重ねてまいる所存であります。
地域の声を民意として政策に反映するためには、地域と行政、政治を結ぶ懸け橋となる地方議会の議員にも多様性が求められています。

美郷町議会におきましても、住民の皆様からのご意見をもとに、昨年7月には議会改革特別委員会を設置し、議員定数と議員報酬をテーマに次回の議員選挙に向けた調査・検討を行っているところです。

また、これまで開かれた議会を目指し開催しておりました議会報告会も、新型コロナウイルスの感染拡大で控えてきておりましたが、今後、再開していくこととしています。
議会は、町民の皆様に寄り添った身近な存在でなければなりません。二元代表制の一翼を担う議会がその機能を十分に発揮し、皆様の声を幅広く町政に反映させ、町民主体のまちづくりを進めていくため、全議員が一丸となって取組んでまいりますので、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本年が町民の皆様にとりまして、幸多き素晴らしい年になりますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。