町長の嘉戸です。日頃の町行政へのご理解とご協力に感謝申し上げます。

12月9日をもって12月定例議会が終了しました。この議会では、私の町長2期目の抱負を申し上げ、また、子育て世帯への支援など物価高騰対策を含む補正予算案の審議と議決などが行われました。
議会の模様は、美郷町ホームページから動画をご覧いただくことができます。

最初に、2期目の美郷町長就任にあたり、町民の皆さんにご挨拶を申し上げます。
この度の美郷町長選挙におきまして、町民の皆様をはじめ、各方面から力強いご支援と暖かいご厚情を賜り、引き続き美郷町政を担わせていただくことになりました。
皆様に厚くお礼申しあげます。
皆様からの大きな期待と職責の重さに、あらためて身を引き締めています

2期目は、私の目指す2つのビジョン「活気あふれる明るい町」と「町外と活発な交流のある町」を目指して、1期目で蒔いた種の芽を出し、花を咲かせ、実をつけていく「結果を出す4年間」にすべく、精一杯の努力をしてまいる所存です。
町民の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


今日は、私から3点のお知らせをいたします。

1点目は、「美郷町子ども未来応援金」の創設について、です。

美郷町内の中学校を卒業した子どもたちを対象に、高校卒業後に大学等に進学する方に返還不要の「美郷町子ども未来応援金」を創設しました。

未来を担うのは、無限の可能性を秘めた子どもたちです。
美郷町に生まれ育った子どもたちが、経済的理由で進学を断念したり、奨学金返済で苦しんだりすることのないよう進学を応援するとともに、美郷町にお住まいの若い方々が将来の学費負担の重さから子どもを産み育てることを断念したり、躊躇したりすることがないよう、安心して子育てのできる町にしていきたい、と思います。

この応援金は、保護者の方の所得水準や子どもさんの成績といった要件はなく、卒業後に美郷町に定住しなければならない、という条件もありません。しかし、卒業後に社会人となり町外に住まれる場合に、美郷町へ「ふるさと納税」をしていただくことを条件としています。

いただいた「ふるさと納税」は、後輩となる美郷町の子どもたちの応援金の財源に充てさせていただきます。このことにより、美郷町の子どもたちによる「循環型支援」の仕組み、そして、社会人となり町外に住んだとしても故郷と関係を持ち続け、故郷に貢献する実感を持つことができる仕組みづくりができることになります。

ただ、こうした仕組みが出来上がるまでにはしばらく年数がかかります。
しばらくは、これまで一般の方からいただいたふるさと納税の積立金等を充てる予定にしており、当面の間十分賄うことができる見込みです。
しかし、より多くの財源を確保するために、一人でも多くの方に趣旨に賛同いただき、 美郷町へふるさと納税をしていただくことが必要です。

町では、応援金に賛同いただける町外にお住まいの方や企業に、美郷町へふるさと納税をしていただくよう、積極的にPRしていく考えです。

町民の皆様におかれましても、町外のご親族、お知り合いに応援金の趣旨をお話いだたき、美郷町へのふるさと納税を勧めていただければ、大変ありがたく存じます。
美郷町のふるさと納税は、寄付金の使い道が選べます。「2 子どもたちの健全育成等次世代育成に関する事業」をお選びいただければ、「子ども未来応援金」に優先的に使わせていただきます。
何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。