内容は、2つの基調講演として、麻布大学フィールドワークセンター長「江口祐輔」教授の講演と、NHKメディア総局「棚谷克巳(たなや かつみ)」NHKメディア総局 社会チーフリードの講演を予定しています。また、美郷バレー構成団体による取組紹介やディスカッション、現地研修を予定しています。
更に、飲食特産品の販売や、「みさとと。ネスト」、タイガー株式会社中国営業所などの粕渕のまち歩きも計画しています。
美郷バレーの取組を通じた地域の課題解決や活性化のヒント、方策が盛りだくさんの大変充実したプログラムです。
県内外から多数の参加者が見込まれ、麻布大学からも生命環境科学部の学生さんが参加される予定です。
町民の皆様にも、ぜひご予定いただきたい、と思います。

もう1つは、麻布大学フィールドワークセンターのオープンキャンパス開催について、です。
昨年に続き本年も、麻布大学フィールドワークセンターでオープンキャンパスが開催されます。
開催日は7月3日・日曜日で、生命・環境科学部の臨床検査技術学科、食品生命科学科、環境科学科の3学科を対象に、学部・学科紹介や体験授業、大学教職員による個別相談のほか、美郷バレー参画団体からの出展も行われます。
町内・県内の高校生や保護者、学校関係者に多く参加いただき、麻布大学に興味を持っていただく良い機会となることを期待しています。

3点目に、環境省の脱炭素事業に選定されたことについて、です。
この度、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金 重点対策加速化事業」という大変有意な事業に美郷町が選定されました。
これは、再生可能エネルギー設備の導入や電気自動車購入等に手厚い国の補助金をつけていただける事業です。

美郷町は、これまで脱炭素に向け先進的な取組を進めてきています。町民の方向けの住宅への太陽光発電設備の設置補助や全国トップクラスの電気自動車の購入補助、また、行政分野では庁舎、主要公民館等に太陽光発電設備と3日分の蓄電設備を整備し、避難所の強化を図るとともに行政施設の二酸化炭素排出量の8割削減を実現しています。

今後、この事業の採択を受け、家庭や事業者向けと農業分野向けに焦点をあてて、施策を推進していきたい、と考えています。
具体的には、家庭や事業者向けに、太陽光発電設備や蓄電設備、たきぎストーブや小水力発電等の設置と電気自動車購入への補助拡充、また、農業分野では、ソーラ―シェアリングや、農作業用電気自動車購入の補助などを考えています。
これらにつきましては、今後詳細をとりまとめ、議会の承認をいただけましたら、改めてお知らせいたします。

以上で、私からのお知らせを終わります。
今後も、町民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。