2つ目は、「町の活気創出に向けた取り組みの本格化」です。
商工業の活性化に関しては、特に飲食や小売など商業の疲弊が顕著である現状を踏まえ、美郷町の商業活性化・賑わい創出につなげていくため、町の中心地である粕渕中心市街地活性化の検討を本格化させます。
また、チャレンジする町内事業者のために、美郷町商工業振興事業補助金の中に、町内事業者の異分野参入促進メニューを新設し、支援を強化します。
農業の振興では、三瓶在来そばや薬草の振興といった農地を守る取り組みに加え、深刻化する農業の担い手不足に対応するために町外から新規就農者を呼び込む仕組みづくりに力を入れていきたいと思います。
美郷バレー構想では、「山くじらブランド推進課」を「美郷バレー課」に改称し、麻布大学や連携協定締結企業・団体と連携して、幅広い分野における取り組みに力を入れ、ひいてはまちの活性化に繋げていきたいと思います。
町の強みを活かした取り組みも進めていきます。「カヌーの町づくり」では、2030年に開催される国民スポーツ大会に向けて信喜橋下流域のカヌー競技会場の整備に着手し、「バリの町づくり」ではバリ島からの技能実習生の受け入れやガムラン音楽の振興を進めていきます。

3つ目は、「新しい時代の潮流に向けた取り組みの進展」です。
この分野では、DX(デジタル技術や新技術を活用したサービス)の推進や、脱炭素の地域づくり、地方回帰の流れをつかむ取り組みを進めていきます。
IP告知端末を活用した取り組みでは、「オンライン診療」について近隣病院と協議を重ねており、新年度には本格的な運用を目指します。人口の約7割に相当する約3,000人の方に登録いただいている美郷町公式LINEのサービスについては、役場窓口に行かなくてもできる手続きについて、順次LINEによる電子申請サービスを開始していきます。
昨年6月に開設したサテライトオフィス「みさとと。ネスト」は、現在2階の改修工事を行っていますが、4月にリニューアルオープンする予定です。町外からの事業者誘致に向けて働きかけを行っていきます。
定住人口の拡大については、主に自宅を建設される方を対象に様々な加算補助のある「みさと住実暮らし事業」を引き続き推進します。

施政方針の動画や内容は、美郷町ホームページでご覧いただけるほか、公民館などにも用意していますので、ぜひご確認いただきたいと思います。

以上で、私からのお知らせを終わります。